昔昔のはなし
九年間の流島生活の末、崇徳上皇は四十六歳で憤死した。
八月の暑い時期であったといいます。
上皇の遺体は腐敗を防ぐために清水の冷水につけられました。
二十日余りが過ぎて遺体は近くの白峰山に葬るようにとの宣下が下った。
上皇の遺体は棺に納められて運ばれたが、途中、小休止した岩の上には血が滴り落ちたといいます。
後世ここには「血の宮」という社が建てられました。
また、山上で茶毘に付されたが、その煙は山腹をいつまでも漂って消えなかったといいます。
この煙の漂った付近にも後世、鎮魂のために「煙の宮」が建てられました。
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